サブスク URL とプロファイルの基本
Clash Verge Rev にサブスク URL を登録すると、配布元のサーバーからプロキシ情報を含む設定を取得し、アプリ内のプロファイルとして管理できます。登録後はノードやプロキシグループを画面上で確認し、使用するプロファイルを選択して接続します。手元で YAML を一から作成する方法と違い、配布元が更新したノード情報を再取得できるため、定期的に接続先が変わるサービスを利用するときに便利です。
ここで混同しやすいのが、サブスク URL、プロファイル、プロキシの違いです。URL は設定を取得するための入口、プロファイルは取得した設定をアプリで読み込む単位、プロキシは実際に通信の出口として選択するノードやグループを指します。URL を登録しただけでは、必ずしもそのプロファイルが現在の通信に使われる状態になるとは限りません。追加、取得、選択という三段階を順番に確認するのが基本です。
画面の名称やボタンの位置は、Clash Verge Rev のバージョン、OS、表示言語によって異なる場合があります。「Profiles」「プロファイル」「購読」など似た項目があれば、名前だけで決めず、リモート URL を追加する操作か、ローカルの YAML ファイルを読み込む操作かを確認してください。リモート購読をローカル設定の読み込み欄へ入れても、期待した更新管理にならないことがあります。
追加前に確認すること
まず、契約先や管理者から受け取った最新の URL を用意します。ブラウザーでアクセスして表示された文字列をコピーする方法もありますが、途中で改行が入ったり、末尾の文字が欠けたりすると取得に失敗します。メールや管理画面からコピーした URL は、先頭と末尾に空白が付いていないか確認してください。認証付き URL は、見た目が似た古いリンクや別端末用のリンクと取り違えないようにします。
次に、Clash Verge Rev が起動しており、コアが正常に動作できる状態か確認します。初回起動直後やコア更新中は、プロファイルを取得できても利用可能なプロキシとして表示されるまで時間がかかる場合があります。また、PC がスリープから復帰した直後など、ネットワーク接続がまだ確立していない状態で更新すると失敗することがあります。まず通常のインターネット接続があることを確認し、必要に応じて他の VPN やプロキシアプリを一時的に停止して原因を切り分けます。
URL の提供元が配布する設定が Clash Verge Rev のコアに対応しているかも重要です。サービス側が特定のコア機能や新しい設定形式を前提にしている場合、古いクライアントやコアでは読み込みエラーになることがあります。エラーが出たら URL の入力ミスだけでなく、アプリとコアの更新状況、提供元の対応クライアント一覧も確認しましょう。職場や学校の端末では、プロキシ設定の追加が組織のポリシーで制限されていないかも先に確認してください。
サブスク URL を追加してプロファイルを読み込む
以下はリモートプロファイルを追加する一般的な流れです。実際のボタン名が異なる場合は、「Profiles」画面内の追加操作や URL 入力欄を探してください。ローカルファイルのインポートではなく、URL から設定を取得する項目を選ぶことがポイントです。
- Clash Verge Rev を開き、サイドバーなどからProfiles(プロファイル)画面へ移動します。すでに複数の設定を使っている場合は、現在選択されているプロファイル名を控えておくと、作業後に元へ戻すときに迷いません。
- 「追加」「新規作成」「URL からインポート」など、リモート設定を登録する操作を選びます。ローカルファイルを選択するダイアログしか表示されない場合は、追加メニューを開き直し、URL を指定する選択肢が別にないか確認してください。
- 受け取ったサブスク URLを入力欄へ貼り付けます。先頭に空白がないこと、末尾までコピーできていることを確かめます。アプリに表示名を付けられる場合は、契約先や用途がわかる名前を設定すると、複数のプロファイルを管理しやすくなります。
- 追加または保存を実行し、ダウンロードが完了するまで待ちます。進行中にアプリを終了したり、ネットワークを切り替えたりすると、取得が中断される可能性があります。完了後、プロファイル一覧に新しい項目が表示されるか確認します。
- 新しいプロファイルを選択して有効化します。選択状態を示すチェック、強調表示、またはアクティブ表示が変わったことを確認してください。その後、プロキシ一覧や接続画面を開き、プロファイルからノードまたはプロキシグループが読み込まれているかを確認します。
- 最後に、利用したいグループとノードを選び、システムプロキシなど必要な接続方式を設定します。プロファイルを選択する操作と、グループ内のノードを選ぶ操作は別です。画面上でプロファイルがアクティブでも、モードやシステムプロキシがオフなら、期待どおりの通信経路にならないことがあります。
この時点で一覧が空の場合、すぐに URL を何度も貼り直すより、まず取得結果とアプリのログを確認します。プロファイル自体が一覧にないのか、一覧にはあるがノードが表示されないのかで、調べる場所が異なるためです。前者なら URL、通信、認証の問題が考えられ、後者なら設定形式、コアとの互換性、プロファイルの読み込みエラーが候補になります。
プロファイルの更新と使用先の切り替え
サブスク URL の登録後、配布元でノード情報が変更されても、アプリが常に即時更新するとは限りません。Profiles 画面で対象プロファイルを選び、更新アイコンや「Update」「更新」に相当する操作を実行します。自動更新の項目がある場合は、更新間隔を配布元の案内に合わせて設定してください。短すぎる間隔にすると、不要な通信が増えたり、提供元の更新制限に触れたりする可能性があります。
更新が完了したら、表示された更新時刻やノード一覧の変化を確認します。前回と同じノード名が並んでいても、接続情報やグループ構成が更新されている場合はあります。逆に更新成功の表示だけを見て安心せず、目的のプロファイルが引き続きアクティブか、利用したいグループが残っているかも確認しましょう。更新後に別のプロファイルへ切り替わっていた場合は、意図したものを再選択します。
複数の購読を登録しているときは、プロファイル名に用途を含めると管理しやすくなります。たとえば「個人用」「検証用」のように区別すれば、更新対象や有効化する設定を間違えにくくなります。ただし、名前を変更しても URL の内容や契約先そのものが変わるわけではありません。古い購読が不要になった場合は、該当するプロファイルを特定してから削除し、現在使用中の設定を誤って消さないようにしてください。
サブスクから取得した設定を直接編集する運用には注意が必要です。購読の更新時に配布元の内容で置き換えられ、追記したルールや変更が失われることがあります。独自のルールを継続して使いたい場合は、利用中のビルドが提供するオーバーライドやマージ機能の仕様を確認し、購読元の設定と手元の追加設定を分けて管理します。機能名や動作はバージョンによって差があるため、仕組みを確認せずに購読ファイルを直接書き換えるのは避けましょう。
追加・更新できないときの確認方法
「URL が無効」「ダウンロードに失敗」と表示される場合は、まず入力値を見直します。コピー範囲に引用符や説明文が含まれていないか、URL の一部が欠けていないかを確認し、提供元の管理画面から新しい URL を再取得します。以前は使えていた URL が急に失敗するなら、期限切れ、購読の停止、トークンの再発行、提供側の一時的な障害も考えられます。アプリを再起動する前に、ブラウザーや別の通信手段でネットワークが利用できるかを確認すると、原因を絞りやすくなります。
「取得は成功したのにプロキシが見つからない」場合は、Profiles 画面で正しい項目が選択されているか、更新が最後まで完了したかを見直します。空の設定として登録されていたり、読み込み時にコアが設定を拒否していたりする可能性もあります。ログに YAML の構文エラー、未対応の項目、コア起動失敗などがないかを確認してください。エラー行の前後に表示された情報が、どのファイルや機能で問題が起きたかを示すことがあります。
更新ボタンを押しても状態が変わらないときは、ネットワークが切断されていないか、システム時刻が大きくずれていないか、別の VPN やセキュリティ製品が通信を妨げていないかを確認します。プロキシ経由で購読を取得する構成では、起動直後にそのプロファイル自身を使おうとして循環することがあります。その場合は一時的に通常のネットワークへ戻す、または利用可能な別経路を使って取得できるか、配布元の推奨手順に従って切り分けます。組織管理端末では、ネットワーク制限を迂回せず管理者へ相談してください。
画面に表示される名前が説明と一致しない場合、別製品の手順をそのまま当てはめていないかも確認しましょう。Clash for Windows や別の Clash 系クライアントでは、購読とプロファイルの管理方法、更新操作の場所が異なります。Clash Verge Rev のバージョン情報と画面上の項目を照らし合わせ、わからない場合はアプリのログや公式リリース情報を基準にします。エラー全文を共有する場合は、秘密情報を取り除いたうえで、OS、アプリのバージョン、実行した操作、エラーが出たタイミングを添えると、原因を説明しやすくなります。
手動で YAML を管理する方法は自由度が高い反面、購読の更新や構文の確認を自分で行う必要があり、古いクライアントでは設定項目の違いも見落としやすくなります。Clash Verge Rev なら、リモートプロファイルの登録、更新、使用する設定の切り替えを画面上で追いやすく、失敗時もプロファイルとログを分けて確認できます。サブスク管理をこれから始める方や、更新のたびに設定を探し直したくない方は、対応するビルドと利用環境を確認したうえで、Clash V.CORE をダウンロードして手順を試してみてください。